弱いおたくが色々してる

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4thテニミュは誰のために手を鳴らすのか〜テニミュ4thシーズンお披露目会に行ってきました〜

不動峰の森くん推しなため見てるところにだいぶ偏りあります。あらかじめご了承を。

本日、テニミュ4thシーズンのお披露目会 昼の部に参加してきました!

高校生の時にテニミュにハマり、大阪に上京して3rdの途中から現地観劇をするようになった身としては、テニミュの新しい歴史を最初から観られるということは感動以外のなにものでもありません。

冒頭の1st〜今に繋がっていく映像を見た途端涙腺がやばくて、泣くまいと力を込めた結果、膝に置いていたハンカチがぐっしゃぐしゃになりました。

お披露目会は紹介→ミニコーナー→曲披露(青学ソング、紹介ソング)という流れでした。

ということで、以下新曲に対して考えたことと雑記まとめ。

曲について

全体的な曲の印象

すげえ!! テニミュなのにださくねえ!!!!(失礼)
令和の曲で令和の振り付けだった……。

1曲目

圧倒的清涼感。青空が広がってた。
背景に青空投影されてるからそりゃ確かにそうなんだけと、そうじゃない。彼らの内側から青空が生み出されてた。鳥肌立った。
全体的に群舞が多い印象。今までは群舞の中でも利き手によって向いてる方向が違うとかあったんだけど、全員同じ方向を向いてダンスをしているところがあった記憶。
空間を上手く活かして複数人で歌うパート構成もあり、これから物語が始まるんだ感も相まって、さながらアニメ1期のOPを見ている感覚だった。

2曲目(紹介ソング)

3秒でドリライでコーレスさせてくれ〜〜〜!!となった曲。
不動峰→青学の順に紹介されてた。
ベースが重めな4つ打ちだった気がする。不動峰は前半の振りに獅子を思い起こさせるような振りあり。
この曲のすごいところは、ちゃんと全員紹介してくれるところ。
1人目の森くんが「文学少年」言及されててオタクは気を失いました。ありがとうございます。初期校のキャラも「もーり!」「うちむら!」って呼べる曲があることの喜びよ。
橘さんの台詞が「そろそろ前出てもいいよな?」だったのでサブリミナル宍戸だった。
神尾は勢い余って立ち位置ズレしてるところが神尾すぎて良かった。
菊丸は「にゃ」だったので、早々にTLで議論に上がってましたね……。タカさんにラケットを渡す不二くんの顔が菩薩だった。
あ、もちろん「不動峰!」「青学!青学!」と呼べるパートも存在する。GMKKみたいな感じを思い浮かべてもらえたらわかりやすいと思う。

体感、劇中曲とアンコールソングの間という感じ。
特徴的なのが歌詞に「CLAP YOUR HANDS」と入っていたこと。
今までもJumping up!High touch!の歌詞中に「ハイタッチ」があり、キャストと観客がハイタッチをするシーンはあったけれど、今回は「CLAP YOUR HANDS」なのである。

ハイタッチは直接的に触れ合えるものだが、手拍子はそうではない。間接的な応援手段だ。
ハイタッチはキャスト・観客間のコミュニケーションだが、手拍子は誰に向けて誰が発するものなのだろうか?

私は、今回のテニミュ曲における手拍子は、「選手同士」「観客からキャストに向けて」そして「テニミュカンパニーから世界に向けて」発されるものだと思った。

手拍子をすることで、自分はここにいてあなたを見ている、あなたに向かって伝えている、ということを表現することができる。

「CLAP YOUR HANDS」で青少年たちがお互いに鼓舞しあい、そして曲のビートと観客の手拍子が一体化して力に変わってゆくことを表現したかったのではないだろうか。
そして、物語の世界を超えて、コロナ禍で厳しい状況下にあるミュージカルとしての自己主張を取り戻していく。

「声を出せない・出しづらい状況下にある」という時勢がなければきっとこの曲は生まれなかっただろう。


それでは、この曲に用いられる応援手段は手拍子しかないのだろうか?

答えは否だ。さすがテニミュ。そこに希望はある。


前述の通り、「コーレスができるようになっている」。
これは、「今は手拍子で応援してもらうけど、声が出せるようになったら思う存分王子様に声援を送ってくれ」というメッセージのはずだ。絶対そうだ。私はそう信じている。

だからテニミュは手を鳴らす。4thテニミュカンパニーの上げた産声が観客の手拍子で増幅し、世界に届くまで。

って言っても1回聴いただけだから暫定の解釈です!!間違ってても許してね!!!



オタクの叫び声(読まなくていいよ)

・お披露目会の流れが「月間プロテニスプレゼンツとして、井上守記者が選手に取材する」という構成になっており、この時点で井上さんありがとう。
・キャストが登場した瞬間に後ろからパシャパシャパシヤ!ってシャッター音が鳴って(ガチモンの記者さん)、マジで月間プロテニスの取材現場にいるじゃ〜〜んと感動。
・みんな芸人すぎた。伊武役の土屋くんは役と本人の境界がもはや分からない。共通点で「似てないところを探してください」って言ってただけある。
・どっかの場面で森が下手に寄りすぎてたのか、内村が森にもう少しこっち寄ったら?ってしてるの可愛かった(森はいいよ大丈夫って首振ってた)
・石田桜井ペアと内村森ペアそれぞれのダブルスの距離感がもう既に完成されてないか??? 不動峰の距離感、良〜〜〜!
・神尾のクラウチングスタートのボケを森が天丼してしっかり回収して、その後擦りで森がクラウチングスタートポーズをもう一度して危うく滑りかけたところをすかさず神尾がフォロー入れて笑いを起こしてたの、マジでチームプレイだった。ボレーヤー神尾(彼のプレイスタイルはカウンターパンチャーです)。
・誰かシューズ脱げちゃったっぽくて(ピンク色が入っていたような気がするので多分菊丸)、2曲目の青学1年&2年の歌唱の時に海堂がシューズ持って後ろの死角に隠してた。そのあと青学3年の誰かが袖にシューズ投げて捌けさせてたの、もうそこまでのアドリブ対応力が……と涙してしまうな(誰?)
・総じてみんなレベル高め。受け答えも歌もダンスも変に目につく人はいなかった。というかここまでの完成度とは思ってなくて不動峰公演がより楽しみ。
・笑いへの意識がみんなしっかりありそうなので日替わりも楽しみ。


総括。テニミュ、最高ー!
次は不動峰本公演でお会いしましょう。

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(お披露目会のフォトセッションで撮った写真)